関口 「・・・それでは、ご意見番にご登場願いましょう」
===スタジオ奥より、親分&張さん入場=== 親分 「(鼻歌で)♪東〜京で〜ひ〜とつ〜 恵〜比寿で〜ひ〜とつ〜」 関口 「ご機嫌ですね(笑)」 親分 「♪前〜座の〜恋〜の〜 も〜のがたりぃ〜〜〜っと。おはようございます! 」 関口 「なるほど。お二方どうぞよろしくお願いします。」 親分&張本 「どうぞよろしく」 関口 「さて、今週の出来事でございますが、
やはり、何と言ってもこれですかね。 」
関口 「喝ですか」 張本 「エアバンドとは何ですか!エアバンドとは!!ちゃんと楽器を演奏しなきゃ駄目ですよ!」 関口 「最近流行ってるみたいですけどね。先日も、日本のお笑い芸人がエアギターの世界チャンピオンになったとか・・・」 張本 「流行か何かわかりませんけどね、ミュージシャンが楽器を演奏しないでどうするんですか!?弾くまねだけならね、私にだってできますよ!毎日一生懸命練習してる人達も大勢いるんですよ。そういう真面目な人達に対してね、こんな失礼な話はないんですよ。プロなんだから!」 関口 「いや、プロではないと思うんですが・・・」 張本 「肩書きはプロではないかもしれませんがね、チケット代を払って見に来てくれたお客さんの前で演る以上、最低限楽器は演奏してもらわないと!我々の現役の頃は、バットからグローブから何から、全ての道具を自分の手で大事に手入れしたものですよ」 親分 「まあ、初めてにしちゃあ意外とうまかったけどな」 関口 「けっこう様になってましたよね。ただ、弾きまねしてるのは最初の方だけで、途中から完全に忘れてましたけどね(笑)」 親分 「言われてみりゃあそうだな。やるんなら最後まで徹底的にやらないといかんわな。・・・やっぱり、喝だなこりゃ(笑)」 関口 「それにしても、どうして一人になっちゃったんでしょうねぇ?」 張本 「それは、オープニングのナレーションでも説明がありましたけどね、やはり一番の原因は、太郎の花子に対する度重なるセクハラでしょうね。見境がなかったからね」 親分 「仲間に手を出したらいかんわな」 張本 「バンドにしても野球にしても、一番大事なのはチームワークですから。チームの和を乱すような行動は謹んでもらいたいね。プロなんだから」 関口 「いや、プロではないと思うんですが・・・」 親分 「(さえぎって)それはそうと、最初の説明が長すぎたよな」 関口 「波瀾万丈伝ですね?」 張本 「まあ四年ぶりのライブでね、過去の経緯等を説明する必要があったのはわかるんですが、もう少し、コンパクトなバッティングにしてもらいたかったね」 関口 「ちなみに、あのナレーションの人は、普段は千葉県の公務員だそうですよ」 親分 「公務員がこんなバカな事やってちゃいかんわな。公務員に喝だ!」 関口 「さて、こちらが当日のセットリストなんですが、
最初の1〜5のパターンってのは、前回も同じような事やってた気がするんですが・・・」 親分 「ま、笑いの基本だわな」 関口 「ちょっとマンネリじゃないですか?速かったり遅かったり繰り返したり。ベタすぎますし・・・」 張本 「いや、ベタは笑いの基本と言いますからね。こういうのが実は大事なんですよ。最近の若い人達は、基礎がしっかりしてないんですよ。基礎が十分じゃないのに本番に臨むから怪我が多いんですよ。我々の現役の頃は、毎日しっかり走りこんだり、守備のフォーメーションだとか、送りバントだとか、基礎練習を何度も何度も繰り返しやったものですよ」 関口 「なるほど。じゃあ、このネタをちゃんと楽器持ってやってたらよかったわけですね?」 張本 「そういうことです。ただし、合間の喋りをもう少しなんとかしないといけませんけどね」 親分 「でも、あの音楽はうまいこと出来てたわな」 関口 「速いのとか遅いのとかイントロ繰り返すのとか、見事な編集でしたね」 張本 「それは編集者の腕が違いますからね。プロですから」 関口 「聞いたところによると、当日は時間の関係で、音を出すタイミングとかの事前練習は全くできなかったみたいですよ」 親分 「ぶっつけ本番の割にはうまくやってたわな」 張本 「それは音響さんの腕が違いますからね。プロですから」 関口 「でも、こういったいわゆるコミックバンドをやるのは初めてだったそうですよ」 親分 「初めてであれだけ出来れば大したもんだな。ライブゲートの音響さんにあっぱれあげてくれよ」 関口 「編集した人にもあっぱれあげていいですよね?」 親分 「ああ、あっぱれあげてくれよ」 関口 「・・・で、それは良いんですが、問題は最後の曲、
まあ、ある意味これもゼロヨンの定番ではあるんですけども・・・」 親分&張本 「喝だぁーーっ!」 張本 「ア●ルとは何ですか!ア●ルとは!!こういう言葉をねぇ、大勢のお客さんの前で口に出しちゃいけませんよ!しかも、ライブの時間はまだ夜の7時でしょう?小さな子供が聞いてたらどうするんですか!?確実に悪い影響を与えてしまいますよ!」 親分 「まあ、品がないわな」 張本 「よしんば子供は聞いてなかったとしてもですよ、当日は外人のお客さんも沢山来てたんですよ。彼らの前で、ア●ルなんて言葉を叫んでね、ついでに中指でも立てようもんなら、国際問題に発展してしまいますよ!」 関口 「いや、さすがに中指は立てないと思うんですが・・・」 親分 「日本人なんだからな、せめて『菊の門』ぐらいにしてもらいたいわな」 関口 「いや、そういう問題でもないと思うんですが・・・」 張本 「それと、この歌詞の7〜8行目にありますけどね、日景忠男はいつまで涅槃で待たせるつもりなんですか!」 関口 「それは関係ないと思いますが・・・」 親分 「まあ、いろいろ事情があるからな」 張本 「いずれにしましてもね、ステージに立つ以上は、自分の発言に責任をもってもらいたいね。プロなんだから」 関口 「(無視して)ちなみに、こちらが最後の曲の前に流れた『詩の朗読』なんですが・・・
」 親分&張本 「喝だぁーーっ!」 張本 「噛んでどうするんですか!!芸人の基本でしょう?『ゲイリーグへの一員へ』?・・・意味がわかりませんよ!」 親分 「『へ』がかぶっちゃってるわな」 張本 「しかもこの朗読、事前に録音したものでしょう?録音なのに噛むなんてのは言語道断ですよ。喝も喝、大喝ですよ!!」 関口 「わざとやったんじゃないかっていう話もありますが・・・(笑)」 親分 「まあ、別の意味で面白かったけどな(笑)」 張本 「それはあくまでも二次的な面白さであってね、やはりこういうのはきちんとやってくれなきゃ。プロなんだから」 関口 「(無視して)この朗読もちょっと長くなかったですか?」 張本 「まあ、中田ヒデが書いた原文が元々長かったからね。これでも全体的に削られてはいますがね、もう少しコンパクトなバッティングを覚えてもらいたいね」 関口 「そうですか。ところで、とうとう一人になっちゃいましたけど、これからどうするつもりなんですかねぇ?巷では、『コピーバンド界のハウンドドッグ』なんて言われてますけども・・・」 張本 「喝だぁーーっ!」 関口 「何に喝ですか?」 張本 「ハウンドドッグに喝ですよ!」 関口 「ハウンドドッグにですか(笑)」 張本 「何があったのか詳しい事はわかりませんがね、これだけのベテランバンドがですよ、この期に及んで子供のケンカみたいな事やってちゃいけませんよ!応援してくれてるファンの夢を壊さないでもらいたいね。プロなんだから」 親分 「まあ、仲良くやってもらいたいわな」 張本 「大体ね、ボーカルがいて、ドラムがいて、ギターがいて、その他いろんなパートがあってはじめてバンドが成立するわけですよ。ボーカルが一人だけで『俺がハウンドドッグだ』って叫んだところでね、それはバンドとは言えないんですよ。ピッチャーだけでは野球はできないでしょ?キャッチャーもいて、ファーストがいて、セカンドがいて、9人そろってはじめてチームになるわけですよ。これだけの大御所バンドがこういう事をやってしまうとね、周りに与える影響が大きいんですよ。私は少なからずこの事が、今回のゼロヨンにも影響してると思いますよ」 関口 「あんまり関係ない気もしますが・・・(笑)」 親分 「まあそれはそれとして、せっかくだから日本ハムにあっぱれやってくれよ」 関口 「もっと関係ないと思いますが・・・(笑)」 親分 「ゼロヨンが4年ぶりだろ?日本ハムは44年ぶりだからな」 関口 「『4』しかあってないじゃないですか(笑)」 張本 「まあいずれにしましてもね、今回一番ありがたかったのは、ゼロヨンのこんなつたないライブをね、最後までお客さんが我慢して聞いてくれた事ですよ」 親分 「終わった後、ざわざわしてたけどな(笑)」 張本 「お客さんあってのライブですからね。もし次があるのなら、いいプレーでお客さんの期待にこたえてもらいたいね。プロなんだから」 関口 「まあ、次があるかどうかはともかくとして(笑)、お客さんにあっぱれあげましょうかね?」 張本 「そうですね。あっぱれあげましょう!」 親分 「ああ、お客さんにあっぱれだ!」
関口 「・・・といったわけで、以上一週間でございました。お二方ありがとうございました!」 親分&張本 「どうも失礼しました」
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